1.マーケティングの手法としてNFTを活用するキャンプ場
キャンプ場のマーケティング手段としてWeb3を使う事例が増えています。NFTを使って顧客に特典を付与することで来場を促すことがメイン手法です。キャンプ場を運営している方の参考になれば幸いです。またどの事例も安価に様々なキャンプ場の特典を獲得できますので利用者としても知っておいて損のない内容です。
2.キャンプ場×NFTの事例
キャンプ場×NFTの事例を4つご紹介します。
2-1.TAKIBIシェラカップスポンサーNFT
キャンプギア「TAKIBIシェラカップ」のスポンサーNFTです。スポンサーNFTを買うことで自分の好きな商品を応援できます。保有者は、名前とツイッターアカウントリンクをスポンサーページに掲載することができます。シェラカップは多機能なキャンプギアで、飲み物のコップとしても、料理の容器としても使用できます。
「TAKIBIシェラカップ」スポンサーNFTは、NFTマーケットプレイス「HEXA」で販売されています。価格は、4,000円/個です。
2-2.まぼろしキャンプ
まぼろしキャンプは、NFTを使って利用者とキャンプ場を繋ぐバーチャルキャンプ場をコンセプトとするプロジェクトです。富士すそ野ファミリーキャンプ場と提携し、同キャンプ場ではNFT所有者に以下のような特典が設けられています。
- 初回利用時にサイト利用料8000円が無料。
- 薪5kgが無料。
- サンクスNFTが後日エアドロップ。
2-3.キャンプ体験で稼ぐ「Camp to Earn」
「Camp to Earn」は、ネイティブキャラバンが運営するキャンプ場「LAND KNOT」でのキャンプ体験をSNSにシェアすることで収益が得られる仕組みです。詳しい流れを以下に示します。
- 「LAND KNOT」で、「1日利用プラン」または「宿泊利用プラン」を予約
- 利用時のキャンプ風景をSNSへ投稿
- 独自NFTがもらえる。(「1日利用プラン」は10,000円相当、「宿泊利用プラン」は15,000円相当の独自NFTがもらえる。)
「Camp to Earn」は、ネイティブキャラバン株式会社が提案する新しいキャンプの楽しみ方です。同社は、在宅ワークの普及による人間関係の希薄化に問題意識を持ち、その解決方法としてキャンプ体験を共に楽しむモチベーションとして「Camp to Earn」を生み出しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000052679.html
2-4.かたしな高原スキー場公式NFT
かたしな高原スキー場が発行するNFTです。購入者は、スキー場の独自ファンクラブ(ミッフィーマウンテンクラブ)の特典並びに年度毎のスペシャル特典がもらえます。2023年度は焚き火し放題の特典でした。独自ファンクラブの特典は、以下に記載する豪華なものです。
- リフト割引
- レンタル割引
- スキースクール割引
- 全日駐車料金無料(普通車)
- かたしな高原ホテル宿泊割引
NFTは0.008ETH(約2,000円程度)で販売されています。
まとめ
近年コロナ禍もありキャンプブームがきています。(キャンプ場の数は、微減傾向。下表の通り)Web3の技術や思想を使って顧客体験を向上させていくことで他のキャンプ場との差別化に繋がりますので実践してみてはいかがでしょうか。