不動産投資には、多額の資金が必要というイメージが強いのではないでしょうか?
フィリピン初のシアルガオ・ヴィラNFTでは、NFTを購入することで不動産の一部を気軽に少額の資金で保有できます。
NFT価格は、1.2ETH(約21万円ほど※)から購入でき、保有者には様々な特典が用意されています。
シアルガオ・ヴィラNFTは、フィリピン初の不動産NFTプロジェクトとして、世界中から注目を集めています。
NFTを活用すればローカルの不動産プロジェクトでも、世界中の投資家から注目を集めることも可能です。
この記事ではシアルガオ・ヴィラNFTに関して、分かりやすく解説しています。
※NFTの価格は、2023年3月時点の相場を参照
1.フィリピン不動産「シアルガオ・ヴィラNFT」プロジェクトとは?
出典:https://siargaonft.io/
シアルガオ・ヴィラNFTは、フィリピンのwebマーケティング会社「Air Media production company」が、行っている不動産NFTプロジェクトです。
不動産をNFTで提供するのは、フィリピン国内では初の取り組みであり、すでに世界中のNFTコレクターが目をつけているプロジェクトの一つです。
現地、シアルガオ島の地元コミュニティと協力し、持続可能性を重要視したプロジェクトとしても注目を集めています。
既にフィリピンのシアルガオ島にある不動産の所有権を、分割して保有できるように300点のNFTに分けて、2023年2月から販売開始しています。
将来的にビーチヴィラが300棟建てられる予定であり、NFT保有者は年間10泊の宿泊権利が与えられます。
また、販売額の20%とロイヤリティの3%は、シアルガオ島の慈善団体に寄付される仕組みです。
シアルガオ島の実際の場所に関しては、Googleマップで確認してみてください。
出典:Google map
▶︎シアルガオ・ヴィラNFTのOpenSea
1-1.ファンクショナルNFTにより不動産購入のハードルが下がった
シアルガオ・ヴィラNFTでは、フラクショナルNFTが採用されています。
フラクショナルNFTとは、1つのNFTを複数の所有者が分割して、所有することができるNFTを意味します。
不動産や芸術品などの高額な資産を、複数の人々が所有することができ、より多くの人々が投資や所有権を持てるようになる訳です。
たとえば、ある不動産を1つのNFTとしてトークン化し、100人の投資家がそれぞれ1%の所有権を持つことができるようになるとします。
この場合、1人あたりの投資額が大幅に低く抑えられ、より多くの人々が不動産投資に参加することができます。
更にトークンの売買も容易になり、取引の流動性も高まるため、不動産投資の市場が活性化する可能性があるでしょう。
また、フラクショナルNFTは、ブロックチェーン技術を利用してトークンを分割し、所有者の情報を透明かつ安全に管理できるのも魅力の一つです。
トークンの分割や売買などの取引は、スマートコントラクトによって自動化され、より迅速かつ安全に行うことができます。
ただし、フラクショナルNFTには、まだ法的な課題が存在するため、投資家はリスクをよく理解し、慎重に投資判断を行う必要があります。
2.フィリピン不動産「シアルガオ・ヴィラNFT」の4つの魅力
シアルガオ・ヴィラNFTプロジェクトの魅力は、大きく分けて4つ挙げられます。
- シアルガオ島は人気サーフスポットである
- 年間10泊の宿泊特典やアイランドツアー等を提供している
- 食事や交通機関の割引等の限定特典をエアドロップで提供される
- 売上の一部はシアルガオ島の慈善団体に寄付される
何よりも海外不動産を気軽に購入できる、という点が一番の魅力であり、インセンティブとして様々な特典が付いてくるのも大きいです。
2-1.シアルガオ島は人気サーフスポットである
シアルガオ島は、日本の横浜市とちょうど同じくらいの大きさ(437km²)であり、セブ島のマクタン空港から約1時間でアクセスできます。
世界的なサーファーの聖地としても有名な場所であり、初心者でも現地で500ペソ(約1,200円)から、サーファーレッスンが受けられます。
既に趣味でサーフィンをやっている人や、これからサーフィンの練習に励もうかとしている人などは、非常に魅力的な場所です。
2-2.年間10泊の宿泊特典やアイランドツアー等を提供している
シアルガオ・ヴィラNFTでは、NFT保有者に対して年間10泊の宿泊特典や、アイランドツアー島などを提供しています。
宿泊場所は、ヴィラと呼ばれる高級コンドミニアムなので、滞在期間は非常に快適な生活が送れるはずです。
その上、ビーチからもほど近いため、サーファーからしたら最高の体験になること間違いなしです。
また、サーフィンをしない人でも、アイランドツアーなどに無料で参加できるため、夫婦やカップルで訪れても飽きません。
2-3.食事や交通機関の割引等の限定特典をエアドロップで提供される
シアルガオ・ヴィラNFTでは、エアドロップ(Airdrop※)が採用されており、NFT保有者に対して食事や、交通機関の割引などをプレゼントしています。
シアルガオ島に訪れた際には、エアドロップされた特典を活用して、更に快適なリゾート体験ができるという訳です。
※別名では、ギブアウェイ(Giveaway)と呼ばれている、NFT無料配布機能です。
2-4.売上の一部はシアルガオ島の慈善団体に寄付される
シアルガオ・ヴィラNFTでは、現地のコミュニティと協力してプロジェクトを進めており、持続可能性を非常に重要視しています。
その証拠として、販売額の20%とロイヤリティの3%は、シアルガオ島の慈善団体に寄付されるようになっています。
フィリピン国内の魅力的な島々では、観光地化が進み過ぎたために、現地の自然環境に悪影響を与えているところも少なくありません。
実際にボラカイ島と呼ばれるリゾートエリアでは、水質汚染が問題になり半年間、旅行者の入島が禁止されました。
シアルガオ島へ行かれる際には、現地の自然環境にも配慮するように心がけましょう。
3.フィリピン不動産NFTを購入する際の4つのリスク
シアルガオ・ヴィラNFTのような不動産NFTには、次のようなリスクが含まれています。
- まだ法的な枠組みが整備されていない
- 技術的な問題が発生する可能性がある
- 市場が発展途上であるため価格の変動が大きい
- 取引の透明性が低く詐欺に遭う可能性がある
実際に購入する際には、十分リスクを理解した上で行うようにしましょう。
※シアルガオ・ヴィラNFTでは、NFT保有者への配当を検討しているようですが、日本の法律ではNFTを有価証券的に扱うには専門の免許が必要です。
NFT事業者がフィリピンで必要な許認可を保持しているか、当記事では調査を行っておりません。
3-1.まだ法的な枠組みが整備されていない
不動産NFTは、まだ法的な枠組みが整備されていません。本記事では、フィリピンにおける不動産法規、取引慣行等の調査は行っていません。
シアルガオ・ヴィラNFTの購入を検討されている方は、専門家にお問合せの上、現地法規及び日本国内法規を遵守ください。
※当ウェブサイトは、専門的な法律知識の提供は行っていません。
3-2.技術的な問題が発生する可能性がある
不動産NFTは、ブロックチェーン技術を使用して管理されるため、技術的な問題が発生する可能性があります。
ハッキングやネットワークの障害などが起こると、トークンそのものや取引情報が失われる場合も考えられます。
実際に世界有数の仮想通貨取引所でも、ハッキング被害は頻繁に起きているため、決して可能性がゼロとは言い切れません。
3-3.市場が発展途上であるため価格の変動が大きい、流動性に欠ける
不動産NFTは、市場が発展途上であるため、価格の変動が非常に大きく、また流動性に欠けます。
売ろうと思ってもすぐには売れない、という状況も非常に多いです。
また、市場価格の急激な変動や流動性の不足などによって、投資資金の損失を被る可能性があります。場合によっては、損切りできない可能性もあります。
不動産NFTを購入する際には、当該リスクを十分考慮した上で、判断するようにしましょう。
3-4.取引の透明性が低く詐欺に遭う可能性がある
不動産NFTの取引は、匿名性を保つことができるため、取引の透明性が低い場合があります。
投資家は、不動産NFTが本物であるかどうかを確認することが難しく、詐欺に遭う可能性も考えられるため、必ず公式サイトから購入するようにしてください。
特にNFT初心者の方は、知らないTwitterアカウントからのDMを介しての購入や、フリーメールアドレスからの購入などは、避けるようにしましょう。
仮想通貨やNFT関連で詐欺に遭遇してしまうと、損失を取り返すのは不可能に近いため、個人で自己防衛する他ありません。
4.フィリピン不動産「シアルガオ・ヴィラNFT」のチームメンバー紹介
出典:https://siargaonft.io/
シアルガオ・ヴィラNFTプロジェクトのメインメンバーは、次の通りです。
- 創業者兼CEO David Gomez(Web3ホテル経営者起業家 CEO Air Media NFT)
- 共同創設者 James Afante(Afante Studios の創設者 Astro XP)
- 共同創設者、マーケティング担当 Jon Herrera(ファウンダー illest motorverse、Fairfax Media Network / DJ Metahustler)
- スマートコントラクト開発 Air Media NFT(Web3開発会社
- モデレーター Fritz Mesina
5.フィリピン不動産「シアルガオ・ヴィラNFT」の将来性と今後
出典:https://siargaonft.io/
シアルガオ・ヴィラNFTプロジェクトのロードマップは、公式サイトで公開されています。
シアルガオ島のヴィラの建設は、2023年以内に完了する予定であり、その後はNFTのミントの計画も立てられています。
2024年には、NFT保有者に対するアクティビティサービスの提供(アイランドホッピング等)も実施される予定です。
翌年2025年には、NFT保有者に対して配当のリリースが行われる他、サンドボックスでの仮想ビーチの立ち上げも行われます。
メタバース領域への参入も、将来的に計画されています。