日本でも徐々にweb3.0に関する話題がメディアで取り上げられるようになってきました。
世界では既にWeb3.0の考え方を取り入れた国際支援活動が行われています。
今回ご紹介するSavanna Kids NFTもその一つです。
例えば寄付金を海外送金する際、銀行間送金には高い手数料が発生するため個人での少額送金は現実的ではありません。
Savanna Kids NFTでは、NFTアートを購入するだけで容易に寄付が行えます。
購入には仮想通貨(ETH)が必要ですが、送金スピードや手数料は、銀行間送金の比ではありません。
この記事では、新しい国際支援活動のカタチとして立ち上げられたSavanna Kids NFTプロジェクトを解説しています。
1.Savanna Kidz NFTプロジェクトとは?
※赤丸がウガンダの場所
Savanna Kids NFTとは、社会貢献とweb3.0を掛け合わせた新しいまちづくりプロジェクトです。
プロジェクトの目的は、アフリカ大陸にあるウガンダのカルング村に対する国際支援活動です。
これまでもJICAなどによる支援活動が行われていましたが、Savanna Kids NFTによってプロジェクトの実現性が高くなりました。
これまでは現地の村を支援したくても、政府が支給する資金を利用する許可を得るだけでも一苦労でした。
web3.0の仕組みを活用することで意思決定が早くなり、プロジェクトの実現性が高まりました。
実際にDAOコミュニティ内で立案された「雨水貯水タンクの設置」が、3ヶ月ほどで実現しています。
※JICA(国際協力機構):開発途上国への支援活動を行っている団体。
2.Savanna Kidz NFTの資金の流れと目的
Savanna Kids NFTでは、NFTアートを購入することで、DAOコミュニティへ参加できます。
支払いは仮想通貨(ETH)となっており、その後の資金の流れとしては、次のようになっています。
- ユーザーがNFTアートを購入する
- 「Savanna Kids NFT」のプロジェクトチームが、ウガンダNGOへNFTの売り上げの50%を提供する
- ウガンダNGOが、プロジェクトチームから受け取った支援金を、現地ウガンダ村に還元する
- 支援金を活用して実際にウガンダ村で、国際支援活動が本格的に行われる
NFT保有者は、DAOコミュニティ内で自由にアイデアを提供することができ、提案は全て投票にて決定されます。
NFT保有者の約7〜8割が日本人で、国際支援活動に興味がある人が大半です。
3.Savanna Kidz NFTの3つの魅力
Savanna Kids NFTプロジェクトの魅力は、3つ挙げられます。
- 寄付者もリターンが得られる
- 気軽に国際支援活動に参加できる
- 投票からプロジェクト完了までが非常にスピーディ
社会貢献が気軽にできるという点が一番の魅力ですが、その他にもSavanna Kids NFTでは、さまざまなユーティリティが充実しています。
3-1.NFTを購入することで寄付側もリターンが得られる
出典:OpenSea
Savanna Kids NFTプロジェクトのNFTを購入することで、NFT保有者は具体的に以下のようなリターンが受け取れます。
- クローズドコミュニティに参加できる
- 都市開発における決定権が付与される
- $OPENTOWNが12年間毎年受け取れる
- 現地のゲストハウスに滞在できる
- 現地の人しか知らない隠れ家スポットに遊びに行ける など
$OPENTOWNとは、Savanna Kidzs NFTのコミュニティ内で配布されている、独自の仮想通貨(以下トークン)です。
トークンは街の管理に利用されており、主にプロジェクトの投票を行う際に必要です。
今後もさまざまなユーティリティが用意される予定です。
3-2.気軽に国際支援活動に参加できる
Savanna Kids NFTプロジェクトは、参加のハードルが低いのが大きな特徴です。
NFTを購入するだけで誰でもどこからでもプロジェクトに参加し、国際支援活動に取り組むことができます。
資金の流れなども明確化されており、現地での具体的な活動が定期的に情報発信されます。
国際支援活動の透明性が上がり、今までよりもスピーディかつ適格に支援できるようになりました。
※現地の最新情報は、note「Savanna Kids NFT」でご確認いただけます。
3-3.投票からプロジェクト完了までが非常にスピーディ
出典:Savanna Kids NFT
Savanna Kids NFTプロジェクトでは、プロジェクトの提案から実行までが非常にスピーディです。
NFTを購入した後に、コミュニティに参加しアイデアを提供した場合、コミュニティ内で検討され投票によって実施の可否が決定されます。
決定されたプロジェクトは、迅速に実現されるため、国際支援活動をより身近に感じられるはずです。
4.Savanna Kidz NFTプロジェクトのメンバー紹介
出典:Savanna Kids NFT
Savanna Kids NFTプロジェクトは、株式会社奇兵隊によって運営されています。
株式会社奇兵隊では「公共性の高い課題に、革新性の高い技術で挑む」ことを、ミッションとして掲げられています。
これまでにもWebサービスを通じて、さまざまな国際開発支援事業を展開されており、Savanna Kids NFTプロジェクトもその一つです。
創業者である「りょう」氏は、長年国際支援を行ってこられた方であり、クラウドファンディングサイトAirfundingの創業者でもあります。
その他にも、世界中から優秀なメンバーが協力してプロジェクトを運営しており、各メンバーの情報に関しては、ホワイトペーパーにて確認可能です。
5.Savanna Kidz NFTプロジェクト参加者の声
既にプロジェクトに参加しているメンバーの口コミや評判を、SNSから一部抜粋してご紹介します。
総合的に見てどのNFT保有者も、国際支援活動に対する意識が強く、NFTを通じて自分たちが社会貢献している実感を得られています。
初めて国際支援活動を行う人からすると、プロジェクトへの参加は、様々な国際問題を知る良いキッカケになるはずです。
I love the rino hair on yours! I got a Savanna Kids NFT as well💪 pic.twitter.com/z0HfVhlCl0
— TheGuyBen (@theguyben_eth) February 5, 2022
リバプールのは、先日南野さんの買われてましたね!sorareは、やらないですか?
— 大澤拓也 | インドネシア在住🇮🇩 (@jollikid) May 2, 2022
Savanna Kids (https://t.co/XmruaZ99ij)知らなかったので調べてみましたが、大半のNFTとは違った素敵なプロジェクトですね👀✨
The Open Town Project(savanna Kidz NFT) is a socially significant project developed under the DAO model.
— spectacled lion (@Y0Uforme) January 18, 2022
We want to use the cryptocurrency of the virtual world to create a positive impact on Uganda in the real world!#NFT #DAO #savannakids #uganda https://t.co/erJ7zFiWA5
What Savanna Kids plans to do is the greatest thing in the NFT space ever, I'm glad to be part of it ❤️
— TheGuyBen (@theguyben_eth) February 5, 2022
6.Savanna Kidz NFTの将来性と今後
出典:Savanna Kids NFT
Savanna Kids NFTプロジェクトは単なる出発点に過ぎず、今後は世界的にコミュニティを拡大させていく予定です。
将来的にはオープンタウンプロジェクトとして、ウガンダ以外の国や地域でも同様のプロジェクトを立ち上げて国際支援を行う狙いがあります。
そのためにも、まずはウガンダでの成功が必要不可欠であり、今後もコミニティメンバーを中心に活発的に支援活動が行われるでしょう。
当面の目標として、2024年までに100地域でのオープンタウンプロジェクトを目指しています。
※オープンタウン(Open Town)とは、Savanna Kids NFTをはじめとした「社会貢献×web3」の技術を活用した、国際支援のためのクラウドファンディングサービス。
7.Savanna Kidz NFTの買い方
Savanna Kidz NFTの購入は以下のステップを踏むだけです。難しくありませんのでやってみましょう。
①.暗号通貨取引所に口座を開設する
②.ウォレットをつくる
Metamask(メタマスク)というWeb3のお財布(ウォレット)を作ります。
ウォレットの作り方は「画像で解説!Metamask(Web3のお財布)の作り方」をご覧ください。
③.暗号通貨を取引所で購入する
次は暗号通貨の購入です。1.で作成した暗号通貨取引所で購入することができます。購入するのはまずはETH(イーサ)です。
④.暗号通貨をウォレットに送金する
先ほど購入した暗号通貨を自身のおサイフに入れましょう。
⑤.OpenSeaでアカウントを作成する
代表的なマーケットプレイスであるOpenSeaでアカウントを作成しましょう。
アカウント作成方法は「OpenSeaのアカウント開設方法」をご覧ください。
⑥.NFTを購入する
公式サイトアクセスしてNFTを購入してみましょう。
(購入方法は「画像で解説!NFTの買い方」をご覧ください。)