地方創生NFTの可能性と課題について解説。技術的、法的な課題や普及促進策を探り、地方創生NFTの未来展望を考える。

未来を切り開く地方創生NFTの可能性と今後の展望

<p>Snapshotは、誰でも簡単に投票を実施することができるオープンソースの投票プラットフォームです。特定のNFTやトークンを保持する人々の意見を集めるために便利で、スマートコントラクトの知識がなくても簡単に使用することができます。今回の記事は、Snapshotの概要、使い方、メリット、将来性について解説します。<br></p><h2 id="h1364d8bbb9">Snapshotoとは</h2><p>Snapshotは、オープンソースの投票プラットフォームです。スマートコントラクトの知識がなくても、簡単に投票を実施することができます。主にDAO内でNFTホルダーの意思決定に使われています。<br>提案の作成、投票にはブロックチェーンは使われておらず、投票データは分散型ファイルシステムIPFSに保存されています。<br>（ブロックチェーン上に投票データを保存する「Snapshot X」というサービスも開発中です。）<br></p><h2 id="hc4def5bec7">Snapshotの使い方①〜スペース作成まで</h2><h4 id="h02770428f1">1.Wallet接続</h4><p><a href="https://snapshot.org/#/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Snapshot</a>にアクセスし、Walletを接続する。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/6f9fc5f811934500b3c6db87abf604bc/1.png" alt=""></p><h4 id="h2bb763eb60">2.メニューボタンから＋を選択し、「Get started」をクリック</h4><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/875b46525a804d0f81b45af4f7f0a55e/2.png" alt=""></p><h4 id="h298afa9bb7">3.ENSの登録</h4><p>Snapshotoを使うには<a href="https://ens.domains/ja/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ENS</a>（※）が必要です。ENSを持っているWalletを接続すると自動で当該ENSが出てくるので選択します。<br>持ってない場合は登録ボタンをクリックするとENSのウェブサイトに遷移して登録できます。<br>※ENSは、自分のWalletアドレスを簡単な文字列で表記できるようになるサービスです。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/8ba04b15e2c14737b33d167a296d576e/3.png" alt=""></p><h4 id="h2c0b3c9aed">4.Walletアドレスが表示されるので「コントローラとして設定する」をクリック</h4><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/db7ffefb4b3549dda92e81c4393725aa/4.png" alt=""></p><h4 id="hf9db6ce9b4">5.プロフィールの設定</h4><p>名前、ウェブサイト、SNS（Twitter等）が設定可能です。一先ず名前だけ入力して先に進みます。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/53bf0edbc1264696909c7624795b1b4e/5.png" alt=""></p><h4 id="heb866d44b9">6.投票方法を選択します</h4><p>Token weighted votingを選択すると所有しているNFT、FTに比重をつけて投票できます。（選択肢1に60％、選択肢2に40%など）<br>One person,one voteはその名の通り一人一票です。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/88a3c08937f24c2eafcae4abe590a1db/6.png" alt=""></p><h4 id="hb728fcd7b8">7.投票に使うトークン（NFT、FT）の選択</h4><p>投票に用いるトークンの情報を入力します。Networkは当該トークンのブロックチェーンネットワーク、Token standardはERCの種類、Token contractはトークンのコントラクアドレスを入力します。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/4075b5759aad40ce8d65c03c7f593395/7.png" alt=""></p><h4 id="hc31554d958">8.提案Walletの指定→作成</h4><p>最後に管理と提案ができるWalletアドレスを指定します。<br>・<strong>Admins</strong>：スペースと提案の管理ができる管理者アドレス<br>・<strong>Authors</strong>：提案ができるアドレス<br>（※両方自分のウォレットで大丈夫です。）<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/fe94063b23b24637ab20f4d49c4d6591/8.png" alt=""><br>これで自分のスペースを作ることができました。<br></p><h2 id="h8a23065a8f">Snapshotの使い方②〜投票の作成</h2><p>スペースが作成できたら早速投票をしてみましょう。</p><h4 id="h2f3547e700">1.提案の作成</h4><p>投票する内容を作成しましょう。まず「Create proposal」をクリック<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/5d7b168f52ff4030a5ad70408b76a457/9.png" alt=""><br>次にタイトル（投票して欲しいこと）を記載します。任意で詳しい説明を記載することもできます。<br>ここでは「これからは関東でもお好み焼きとご飯は一緒に食べることにする」にしました。（筆者は関西出身なので一緒に食べます）<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/c94da2f7fd3b41e485af5655a2d61249/10.png" alt=""></p><h4 id="h68fd0b1f7d">2.投票方法、選択肢、投票期間の設定</h4><p>まず投票方法を選択します。投票方法は以下のパターンがあります。（サイトを英語表記した方がわかりやすいです）</p><ul><li>単一選択の投票		：選択肢から1人1つ選んで投票する</li><li>承認投票					：選択肢から1人複数（何通りでも良い）選んで投票する</li><li>二次投票					：<span style="color:#333333;background-color:#ffffff">クアドラティックボーティングという投票方法です。詳しくは</span><a style="color:#333333;background-color:#ffffff" href="https://www.kotobato.jp/articles/technology/try-quadratic-voting-via-radicalxchange.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>をご参照ください。</li><li>優先順位付投票		：自分の投票に優先順位をつけて投票する</li><li>加重投票					：自分の投票を分散して投票する（選択肢1に60％、選択肢2に40％など）</li><li>ベーシックな投票	：単純に賛成、反対、棄権を投票する</li></ul><p>次に選択肢を作成します。（ここでは一緒に食べる/別々に食べるの2択としました。）<br>最後に投票期間を設定して「公開する」をクリックします。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/a14dca1771fd4f0e97256f69624ab675/11.png" alt=""></p><h4 id="hdced0e9f67">3.投票の共有</h4><p>投票者に対してURLで共有することができます。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/2885969b9c36439290a22a9d823cbbdc/12.png" alt=""><br></p><h2 id="hf0241682d8">Snapshotの使い方③〜投票</h2><h4 id="h6b40af682c">1.実際に投票してみましょう。選択肢から1つ選んで「投票する」ボタンをクリック。</h4><p>（投票方式により異なります。）<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/2abea134c7194ec2a64dcc1f30daf9a6/13.png" alt=""></p><h4 id="hc858033373">2.「確定する」ボタンをクリック</h4><p>（この際自分の持っている投票力が出てきます。今回はERC-1155のNFTを投票チケットにしています。筆者が全て所有しており全部で20個です。）<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/345ead7655e34242bccdbb4a3ad0863f/14.png" alt=""></p><h4 id="h657017a7c1">3.投票完了</h4><p>これで投票は完了です。投票者（筆者）が投票力の全てを持っているので100％の投票状況になっています。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/63f8e7006cfb43f09a5636bd288964d2/15.png" alt=""><br></p><h2 id="haaaafb6850">Snapshotを使った所感や将来性への考察など</h2><p>今回Waklletの接続、投票の作成、実際の投票まで自分で実施してみました。率直な感想は、「結構手間かかるな」です。（慣れていない部分が多いためだと思われます。）<br><br>但し、投票するだけであれば自身のWalletを接続し、数回クリックするだけなので簡単です。<br>運営サイドは投票に使うトークンの選定や投票ロジックの設定などある程度のリテラシーが要求されます。<br><br>オンライン投票ツールとしての使い勝手で評価するとSnapshotoは使いにくい部類に入るのではないかと思います。<br>一方で投票結果は分散型ファイルサーバーのIPFSに保存され、高い保管性能が期待できます。今後は投票結果のオンチェーン化も進むようです。<br>投票結果を永続的に保管しておきたいコミュニティでの投票には最適なツールと言えそうです。<br></p><h2 id="hbacbefc3f5">NFTの買い方</h2><p>Snapshotで投票を行う前にNFTを購入すると思います。ここではNFTの買い方についても解説しておきます。</p><h3 id="h49d43e02fa"><span style="color:#333333">①.暗号通貨取引所に口座を開設する</span></h3><p><span style="color:#333333">暗号通貨取引所に口座を開設するのが最初のステップです。</span><br><span style="color:#333333">おすすめは</span><a style="color:#1a0dab" href="https://www.tcs-asp.net/alink?AC=C124905&amp;LC=COINC1&amp;SQ=0&amp;isq=100" target="_blank" rel="noopener noreferrer">コインチェック</a><span style="color:#333333">です。すぐに口座が開設でき、初心者でも操作しやすいスマホアプリが用意されています。</span><br><span style="color:#333333">詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。</span>「<a style="color:#1a0dab;background-color:#ffffff" href="https://localweb3.microcms.io/apis/articles/%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E5%8F%A3%E5%BA%A7%E9%96%8B%E8%A8%AD%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95%EF%BC%81%E8%B6%85%E5%88%9D%E5%BF%83%E8%80%85%E3%81%A7%E3%82%82%E7%B0%A1%E5%8D%98%E3%81%AA%E3%82%B9%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AA%E9%80%B2%E3%82%81%E6%96%B9" target="_blank" rel="noopener noreferrer">コインチェックの口座開設の方法！超初心者でも簡単なスムーズな進め方</a>」<br>&lt;Button colorSchema="green" href="https://www.tcs-asp.net/alink?AC=C124905&amp;LC=COINC1&amp;SQ=0&amp;isq=100" text="コインチェック" の口座開設はこちら/&gt;<br></p><h3 id="h0a346e8454">②.ウォレットをつくる</h3><p>Metamask（メタマスク）というWeb3のお財布（ウォレット）を作ります。<br>ウォレットの作り方は「<a style="color:#1a0dab" href="https://www.localweb3.site/articles/open-metamask" target="_blank" rel="noopener noreferrer">画像で解説！Metamask（Web3のお財布）の作り方</a>」をご覧ください。<br></p><h3 id="h69246199d5"><span style="color:#333333">③.暗号通貨を取引所で購入する</span></h3><p>次は暗号通貨の購入です。1.で作成した暗号通貨取引所で購入することができます。購入するのはまずはETH（イーサ）です。<br></p><h3 id="h5f5301050d">④.暗号通貨をウォレットに送金する</h3><p>先ほど購入した暗号通貨を自身のおサイフに入れましょう。<br></p><h3 id="h9fd5e1f482">⑤.OpenSeaでアカウントを作成する</h3><p>代表的なマーケットプレイスであるOpenSeaでアカウントを作成しましょう。<br>アカウント作成方法は「<a style="color:#1f0dab" href="https://www.localweb3.site/articles/opensea-account" target="_blank" rel="noopener noreferrer">OpenSeaのアカウント開設方法</a>」をご覧ください。<br></p><h3 id="h803393932b">⑥.NFTを購入する</h3>

DAO運営に欠かせない投票ツール「snapshot」の使い方を解説します。

DAO投票ツール「Snapshot」の使い方

<p><span style="color:#1a202c">Web3の思想・技術を活用した地方創生プロジェクトに関して、技術提供を行うWeb3企業をご紹介します。本記事では、地方創生のために技術提供を行うWeb3企業の概要及び特徴をご紹介します。また、地方創生プロジェクトを推進するために役立つ情報も提供します。Web3技術を活用した地方創生プロジェクトを検討している方、ぜひ本記事をご覧ください。</span><br></p><h2 id="h7790824ab3">1.地方創生×Web3企業5選</h2><p>地方創生に取り組む企業は数多くありますが地域でプロジェクトを行う上で強力なパートナーとなる5社を選定しました。</p><ol><li><a href="https://alyawmu.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">あるやうむ</a></li><li><a href="https://noujoujin.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">農情人</a></li><li><a href="https://www.gaiax.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ガイアックス</a></li><li><a href="https://www.corp.financie.jp/about" target="_blank" rel="noopener noreferrer">フィナンシェ</a></li><li><a href="https://corp.leadedge-c.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">リードエッジコンサルティング</a></li></ol><p><br></p><h2 id="h1df0b0d258">2.プロジェクト事例</h2><h3 id="h420fd51fbc"><a href="https://alyawmu.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">あるやうむ</a></h3><p>あるやうむは、NFTによる地方創生を推進していく企業です。特にふるさと納税×NFTの社会実装を進めています。代表的な事例はふるさとCNPです。日本一のNFTコレクションであるCNPをふるさと納税の返礼品として好評を博している商品です。これまで7自治体で採用され全て完売しています。<br><br>ふるさとCNPは、CNPキャラクター×自治体特産品のオリジナルイラストをNFTとして返礼品化しています。NFT保有者には自治体独自の特典（例えば北海道余市町では人気ワイナリーのワイン購入権）、CNPコミュニティへの参加権等様々な保有者特典が用意されています。<br><br>あるやうむ社ではふるさと納税NFT導入サービスをワンストップで提供しています。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/970bd2795f4b498db244b02822ee2fd9/%E5%8A%A0%E8%A5%BF%E5%B8%82%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8CNP.webp" alt=""><br>（加西市ふるさとCNP2023サンプル画像　prtimesより引用）<br></p><h3 id="ha96a05c616"><a href="https://noujoujin.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">農情人</a></h3><p>農情人は、農業をブロックチェーンの力を使ってアップデートしていく会社です。全国各地の農家とタッグを組み、農作物×NFTのプロジェクトを立ち上げています。「<a href="https://metagri-labo.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Metagri研究所</a>」というDAOの運営も行っています。同DAOでは農業×Web3のヒントがもらえる他同分野での仲間作りが行えます。<br><br>直近の事例を一つご紹介します。熊本県のいちご農家「なかはた農園」とコラボ企画し、いちごをモチーフにしたNFTをいちごの日販売しました。販売収益は、なかはた農園とのプロジェクト運営費に充当されています。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/68e53d4c66594f1e80e1caccfb1ccf15/%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%93%E3%82%99NFT.webp" alt=""><br>（metagri研究所HPより引用）<br></p><h3 id="h7832948c12"><a href="https://www.gaiax.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ガイアックス</a></h3><p>ガイアックスは、既存組織のDAO化・DAOによる新規事業立ち上げ支援を行っている会社です。Web3領域では「<a href="https://www.chisou.go.jp/tiiki/kankyo/teian/2022sdgs_pdf/presentation/02_P_chizucho.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">美しい村DAO</a>」のコミュニティ立ち上げをサポートしています。（その他<span style="color:#333333">DAOシェアハウス「Roopt DAO」や、DAOシェアオフィス「Cryptobase」等の事例あり）</span><br><br><span style="color:#333333">美しい村DAOは複数の自治体が連携して作るDAOです。鳥取県智頭町&nbsp;と静岡県松崎町の2自治体からスタートして30自治体の加盟を目指しています。今後</span>地域資源NFT発行（各地域が保有する森林、棚田、果実栽培などの自然環境をフィールドとして提供されるサービスやコンテンツを優先的に体験できる権利）、デジタル村民登録者数1,000名を目指して活動していきます。<br><br>当該DAOの立ち上げは全てガイアックス社がサポートしております。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/69ac35c5327c4580bb1952a935cdb857/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E6%9D%91DAO.webp" alt=""><br>（prtimesより引用）<br></p><h3 id="h5299f788a3"><a href="https://www.corp.financie.jp/about" target="_blank" rel="noopener noreferrer">フィナンシェ</a></h3><p>フィナンシェは、トークン型のクラウドファンディングサービス「<a href="https://financie.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">FiNANCiE</a>」を運営している企業です。Jリーグのチーム、地域のフットサルチームといったスポーツ分野中心にファンとの新しい関係作りの基点として様々な活用事例があります。（湘南ベルマーレなど）<br><br>従来のクラウドファンディングとの違いは参加者がトークン（FT・NFT）を買ってプロジェクトを支援することです。トークンは二次流通も可能で、プロジェクトの発展度合いにより価値が変動します。参加者は自分自身が貢献してプロジェクトが上手くいくとトークンの価値が上がり利益に繋がります。この仕組みによりこれまでより強固な運営者ー参加者の繋がりを産むことができます。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/ddc89ff984a54cdb875d6ad113dc467c/financie.webp" alt=""><br>（同社HPより引用）<br></p><h3 id="hb2893799de"><a href="https://corp.leadedge-c.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">リードエッジコンサルティング</a></h3><p>リードエッジコンサルティングは、<span style="color:#3b3b3b">NFT発行の支援を行っている会社です。NFTSaaS「NFT配布くん」やマーケットプレイス「LEADEDGE」などのプロダクトを開発しています。同社はこの程博報堂、JALとともに</span>地域の特別な体験を提供する「KOKYO NFT」による関係人口創出の実証実験を開始した旨を<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000029349.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>しました。<br><br>「KOKYO NFT」は地域体験型のNFTです。現状三重県鳥羽市、鹿児島県奄美市が参加しており鹿児島県奄美市では、特産品である黒糖焼酎樽のオーナーになる権利をNFT化して販売しています。<br><br>同社は、当該プロジェクトでNFTの開発支援、SNS運用支援を担当しています。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/c812d46cc63b46279663871705c0584b/KOKYO%20NFT.webp" alt=""><br>（prtimesより引用）<br></p><h2 id="h12f289c55e">3.まとめ</h2><p>地方創生×Web3に取り組んでいる企業は増加傾向です。Web3の思想・技術は個人や小さな組織をエンパワーメントするものです。相対的に規模の小さい地方プロジェクトとは相性が良くWeb3系の企業が地方に目を向ける傾向はこれからも続いていきます。<br>一方でNFT技術やコミュニティ運営は専門的な知識とマンパワーが必要です。以下に当てはまる方は今回ご紹介した企業にコンタクトしてみては如何でしょうか？</p><ul><li>自治体でふるさと納税を担当している</li><li>農業分野で新規事業を始めたい</li><li>DAOの立ち上げを目指している</li><li>新しい資金調達方法を模索している</li><li>地方特産品×NFTのプロジェクトを考えている</li></ul>

地方創生関連のWeb3プロジェクトに積極的に技術提供を行う企業をご紹介します。

Web3事業のパートナー　地方創生×Web3企業

<h1 id="h89c2b2dc70">数字で見るローカル×NFTプロジェクト</h1><p><br>ローカル×NFTのプロジェクトは、その多くが地方創生文脈で定性的に語られることが多く、定量的な分析がなされる機会が少ないように感じます。<br><br>地方創生を目的とするNFTプロジェクトにおいてはNFT自体の売上ではなく全体的なマーケティング効果を狙ったものが多いと思います。<br><br>地域経済への波及効果を正確に測定するのは難しいですが個別のNFTプロジェクトとして評価するには取引量やホルダー数など定量的な数字を見ていくことも重要だと感じています。<br><br>本記事では既存の代表的なプロジェクトを対象にデータの見える化を行います。対象とするプロジェクト及び項目は定期的にリライトを行い、更新していきます。<br></p><h2 id="h5401cb370b">１．総取引量</h2><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/25bab8bb072d42409c225ea51dc251ae/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AB%C3%97NFT%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E5%8F%96%E5%BC%95%E9%87%8F.png" alt=""></p><ul><li>1ETH=2万円として計算</li><li>ふるさとCNPは1件あたり222個×3万円で計算（現状9案件）</li><li>食×NFTはmetagri研究所の5案件＋牡蠣NFTの取引量を合計</li></ul><p><br>上の図は山古志NFT、ふるさとCNP、食×NFTの取引高を棒グラフにしたものです。地方×NFTの代表的なプロジェクトである山古志NFTでもNFTの取引高は約1,700万円にすぎません。（比較対象として<a href="https://www.ninja-dao.com/cnp" target="_blank" rel="noopener noreferrer">CNP</a>の取引高は、約15.5億円です。）<br>ふるさとCNPは、現時点では6,000万円の取引高ですが各プロジェクトは毎回完売しており更に増えることが見込まれます。ふるさと納税のマーケット（約8,300億円）を鑑みても成長性は高いと思われます。<br>食×NFTの分野は、1件あたりのNFT発行点数が少ないため総取引高も低くなっています。<br><br>総じて現段階のNFT単体の取引高（売上高）は厳しい結果となっています。<br></p><h2 id="h650f49ed91">２．プロジェクト毎NFT保有者数</h2><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/cbc187864d3c49abb8591e359759eaef/%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E6%AF%8ENFT%E4%BF%9D%E6%9C%89%E8%80%85%E6%95%B0.png" alt=""></p><ul><li>ふるさとCNPは所有者の重複がないものとしてカウント（1件あたり222枚）</li></ul><p><br>所有者数は、CNPと比較して取引高ほどの違いはありません。（即ち単価と流通回数に違いがある）<br>（山古志NFT：1,048、ふるさとCNP：1,998、食×NFT：311、CNP：5,356）<br></p><h2 id="hbcd6f0dd63">３．Discord参加者数</h2><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/ddbef441e6d846d4ac8d954bb318ecdc/%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%99%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E6%AF%8EDiscord%E5%8F%82%E5%8A%A0%E4%BA%BA%E6%95%B0.png" alt=""></p><ul><li>Metagri研究所は、農業×ブロックチェーンを推進するDAO</li><li>Savnanna Kidsは、ウガンダの街づくりを支援するDAO</li><li>Meta秋田は、<span style="color:#222222">「秋田犬」を用いた経済圏を作っていくDAO</span></li></ul><p><br><span style="color:#222222">Discord運営を行なっているPJをピックアップし、参加者数を抽出しました。</span><br><span style="color:#222222">山古志DAOで約2,300人、他3事例は500〜1,000人程度の人が参加しています。Ninja DAOの参加者数は約67,000人います。日本最大のDAOと比較すると1/100程度の規模感です。</span><br></p><h2 id="he423b2c3c6">４．まとめ</h2><p>定量的な数字を見てみるとローカル×Web3、地方創生×NFTのプロジェクトはまだまだ規模が小さいことが分かります。<br>どのプロジェクトもデジタルでは完結せずリアルとの繋がりをベースに進めているので一足飛びに規模が拡大しない側面もあります。<br><br>●●×NFTのプロジェクトは、NFT単体の売上を狙っているわけではなくマーケティング施策と捉えている場合も多いと思います。当該ケースではプロジェクト全体の数字をみないと成否は判断できません。<br><br>当記事は定期的にリライトを行い、プロジェクトを定量的に分析していきたいと思います。</p>

ローカル×NFTプロジェクトについて取引量、ホルダー数、Discord参加者数などの数字を見える化を行う記事です。

数字で見るローカル×NFTプロジェクト

<p>みなさま、こんにちは。ローカル×Web3.0を運営している「<a href="https://twitter.com/takoaonori" target="_blank" rel="noopener noreferrer">たこやき</a>」と申します。<br>本メディアを立ち上げた意図、目指す姿、作っていきたい記事についてご説明します。<br></p><h2 id="ha08a4bddb5">1.ローカル×Web3.0とは</h2><p>国、地域を問わずローカルでの活動にWeb3.0の技術や思想を活用している事例を紹介するメディアです。<br></p><h2 id="h8f90d2ed7b">2.立ち上げの意図</h2><p>Web3.0（ブロックチェーン）は、インターネット上で価値のやり取りを可能にする技術です。Web3.0は、これまで様々な制約から人・モノ・カネを活用できなかった場所で何か事業を興す武器になると考えています。<br>ローカル×Web3.0の取り組み事例を紹介することでこれから事業をスタートする皆様の力になりたいと思います。<br></p><h2 id="h862d8116db">3.目指す姿</h2><p>本メディアをきっかけにローカルを元気にするプロジェクトを１つでも多く生み出すことです。<br>事例紹介に留まらず面白い企画を生み出していきたいと思います。<br></p><h2 id="h65a9e8032b">4.記事内容</h2><p>基本的には既に取り組みが始まっているプロジェクトを記事にしていきます。当該プロジェクトのスキーム、ファウンダーの思い、事業のポイントなどを解説していきます。<br></p><h2 id="h214576705c">5.最後に</h2><p>クリプト業界は冬の時代を言われていますが社会実装の事例はどんどん増えてきています。<br>社会実装事例に光を当てる記事を作っていきたいと思います。<br>よろしくお願いします。<br></p><ul><li><a href="https://twitter.com/local_web3" target="_blank" rel="noopener noreferrer">公式Twitter</a></li><li><a href="https://twitter.com/takoaonori" target="_blank" rel="noopener noreferrer">運営者Twitter</a></li><li><a href="https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScrky86U5nGnsgN23RVE1n8DuAjckS-UxroHf-rTkmto7qT5g/viewform" target="_blank" rel="noopener noreferrer">お問合せ（取材依頼など）</a></li></ul><p><br></p>

今、何故「ローカル×Web3なのか？」メディアを立ち上げた理由


ローカル×Web3.0専業メディアを立ち上げたワケ

へいきょ

Taku

たこやき

mitsui

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Melo.

MASA

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localweb3運営

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<p><span style="color:#000000">この記事は、昨今盛り上がりを見せている「ふるさと納税 × NFT」を捉え直すことを目的としています。その現状と課題、そして可能性について考察していきます。</span></p><h2 id="h7d15336916"><span style="color:#000000">１．ふるさと納税とは？</span></h2><p><span style="color:#000000">まず改めて「ふるさと納税」という制度のおさらいから入ります。</span><br><span style="color:#000000">ふるさと納税とは、住民税などを納める市町村のうち、ふるさと納税制度に参加している自治体に対して寄附を行うことで、寄附した自治体から特産品や観光商品などを返礼品として受け取ることができる制度です。</span><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/543c2650f8f440058c1535c3cadaf943/furusatotax1.png" alt=""><br><span style="color:#000000">出典：</span><a style="color:#1155cc" href="https://furunavi.jp/beginner.aspx" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://furunavi.jp/beginner.aspx</a><br><br>（ふるさと納税に興味のある方はこちらから商品を探してみてください！）<br><a href="https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100ob7n00mzcn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ふるなび</a>（検索窓で「NFT」と検索！！）<br><br><span style="color:#000000">返礼品の内容や金額は自治体によって異なり、寄附額に応じた特典がある場合もあります。例えば、寄附額が一定額以上であれば、特別な返礼品がもらえたり、地域のイベントに参加できたりすることもあります。自治体によっては、返礼品の中には、その自治体の特産品や名産品が含まれていることが多いです。</span><br><span style="color:#000000">また、ふるさと納税は、自治体にとってもメリットがあります。自治体は、返礼品に対して税金控除を適用することができるため、自治体にとっては地域振興につながる制度となっています。さらに、ふるさと納税によって集まった寄附金は、自治体の財政にも貢献するため、自治体にとっても非常に重要な制度となっています。</span><br><span style="color:#000000">例えば、「ふるなび」というサイトを見てみましょう。ランキング1位の佐賀県上峰町は1万円を納税すれば、さがみのり20kgを貰うことができます。</span><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/7a4528b6b34343bfbcc6b86d5e01e34a/furusatotax2.png" alt=""><br><span style="color:#000000">出典：</span><a style="color:#1155cc" href="https://furunavi.jp/ranking_total.aspx" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://furunavi.jp/ranking_total.aspx</a><br><br><span style="color:#000000">このふるさと納税制度は、2006年から議論が生まれ、2008年に施行されました。この制度が導入された理由は、地方自治体の財政状況が厳しくなっていたことにあります。景気低迷や人口減少による税収減少などが影響し、自治体の財政状況は悪化していました。そのため、地方自治体が財源を確保するための新しい手段が必要とされ、ふるさと納税制度が導入されました。</span><br><br><span style="color:#000000">また、従来は生まれ育った地域と就職先が異なる場合、現在住んでいる地域に納税するため、ふるさとへ還元する仕組みがありませんでした。そのような声も反映してふるさと納税制度が作られました。</span><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/340ce661f2d0496baf3a844095d28676/furusatotax3.png" alt=""><br><span style="color:#000000">出典：</span><a style="color:#1155cc" href="https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/about/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/about/</a><br><span style="color:#000000">つまり、ふるさと納税制度は、国民にとっては自分が生まれ育ったふるさとや応援したい市町村を応援することで商品も受け取りと所得控除につながり、各市町村は新しい財源を確保できる、画期的な仕組みです。</span><br><span style="color:#000000">この返礼品（寄付に対しての地方自治体からのお礼）にNFTを発行する自治体が増えています。</span></p><h2 id="h74d7d2c203"><span style="color:#000000">２．ふるさと納税×NFTの事例</span></h2><p><span style="color:#000000">では、実際に行われている事例を幾つか紹介します。</span></p><h3 id="h5ebc4dbe20"><span style="color:#000000">北海道余市町</span></h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/c73c748ff33344278f58414e64d6ecb5/furusatotax4.png" alt=""><br><span style="color:#000000">初期の成功事例として知られているのが</span><strong style="color:#000000">北海道余市町</strong><span style="color:#000000">の事例です。ふるさと納税NFTを手掛ける</span><a style="color:#1155cc" href="https://alyawmu.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">あるやうむ株式会社</a><span style="color:#000000">の最初の事例としても知られています。アートNFTの他にもCNPやマイクリとコラボしたふるさと納税NFTも販売しています。</span><br><br><span style="color:#000000">↓こちらの詳細は別の記事にて解説しているので、ぜひご覧ください。</span><br>&lt;&lt;id=yoichicho&gt;&gt;</p><h3 id="h801d4be3bf"><span style="color:#000000">岩手県遠野市</span></h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/f1d2e89023f84979bf70084efdf4c863/furusatotax5.png" alt=""><br><span style="color:#000000">スマートニュース子会社のスマニューラボ株式会社と遠野市にある株式会社NextComonsが共同開発したGameFiのプロジェクト「</span><strong style="color:#000000">Game of the Lotus 遠野幻蓮譚</strong><span style="color:#000000">」にて利用できるキャラクターNFTをふるさと納税NFTにてゲットできます。</span><br><span style="color:#000000">↓こちらの詳細は別の記事にて解説しているので、ぜひご覧ください。</span><br>&lt;&lt;id=game-of-the-lotus&gt;&gt;</p><h3 id="hb7ac06f271"><span style="color:#000000">長崎県佐世保市</span></h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/9cc744671e8a41218d06be24bd5f8443/furusatotax6.png" alt=""><br><span style="color:#000000">出典：</span><a style="color:#1155cc" href="https://www.furusato-tax.jp/product/detail/42202/5596572?product-detail_recommend&amp;utm_source=vc&amp;utm_medium=affiliate&amp;_xuid=xuid1x86c3ec37bfx3de&amp;admane_xuid=1041,0,2112,xuid1x86c3ec37bfx3de" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.furusato-tax.jp/product/detail/42202/5596572?product-detail_recommend&amp;utm_source=vc&amp;utm_medium=affiliate&amp;_xuid=xuid1x86c3ec37bfx3de&amp;admane_xuid=1041,0,2112,xuid1x86c3ec37bfx3de</a><br><span style="color:#000000">放牧豚オーナーNFTとオーナー豚の精肉がセットで届く日本初のNFTです。子豚のオーナーとなり約1年ほどその成長を見守り、食べるまでを体験できる”食育”のような体験もセットになったNFTです。</span></p><h3 id="h61fadfd876"><span style="color:#000000">大阪府泉佐野市</span></h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/e070c4d9de9d4891b223dd6177551467/furusatotax7.png" alt=""><br><span style="color:#000000">出典：</span><a style="color:#1155cc" href="https://www.city.izumisano.lg.jp/material/files/group/19/PR20220727.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.city.izumisano.lg.jp/material/files/group/19/PR20220727.pdf</a><br><span style="color:#000000">人気のあるNFTプロジェクトのKawaii Girlの作者「Ame-Chan」が泉佐野市をテーマに描い たジェネラティブアートNFT作品です。市の観光名所である恋人の聖地「LOVE RINKu」を背景に描かれ、観光地のPR目的もあります。</span></p><h3 id="ha739b3b8f6"><span style="color:#000000">その他</span></h3><p><span style="color:#000000">その他にも非常に多くのNFTが出品されており、執筆時点（2023年3月）で「ふるさとチョイス」のサイトでNFTと検索すると、なんと125件もヒットしました。カテゴリーもバラバラで、お肉や飲料流等の食品から、地域のお礼の品やイベントチケット等も存在しました。</span><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/797a0350d5e94b7f966e4459afd1786a/furusatotax8.png" alt=""><br><span style="color:#000000">出典：</span><a style="color:#1155cc" href="https://www.furusato-tax.jp/search?q=NFT" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.furusato-tax.jp/search?q=NFT</a><br><br>ふるさと納税を行いNFTを受けるためにはWeb3用のお財布（ウォレット）が必要です。<br>ウォレットの作り方はこちらの記事をご覧ください。「<a href="https://www.localweb3.site/articles/open-metamask" target="_blank" rel="noopener noreferrer">画像で解説！Metamask（Web3のお財布）の作り方</a>」</p><h2 id="h6400585162"><span style="color:#000000">３．ふるさと納税 × NFTの可能性は？</span></h2><p><span style="color:#000000">では、本題です。</span><br><span style="color:#000000">「ふるさと納税の仕組み」や「ふるさと納税×NFTとは何か」を理解しないと、その課題や可能性についての理解はできないと感じたので、ここまで解説をさせていただきました。</span><br><span style="color:#000000">ふるさと納税×NFTの可能性について考察していきます。</span><br><span style="color:#000000">結論は「非常に可能性がある」と感じています。</span><br><span style="color:#000000">その理由は”これからの地方創生の在り方とNFTの相性が非常に良い”と考えているからです。</span></p><h3 id="h6cf9f3b50a"><span style="color:#000000">これからの地方創生の在り方</span></h3><p><span style="color:#000000">現在、日本の地方自治体は高齢化や過疎化が進んでいます。そもそも日本全体の人口減少が進んでいることも関係していますが、若者の都市への一極集中の状態も進んでおり、相対的に地方は過疎化、そして高齢化が進んでいます。その結果、消滅可能市町村が生まれ、合併も相次いで行われています。</span><br><span style="color:#000000">※もちろん各自治体によって状況は異なりますが、ここでは分かりやすく一括りとして解説させていただいています。</span><br><span style="color:#000000">また、高齢化が進むと物件や土地の相続、地方の伝統工芸品や農業の担い手が不足していくという問題も起きています。</span><br><span style="color:#000000">こういった状況を解決するために各地方自治体は地域創生の施策を積極的に行っております。ただ、都市部へ流れた若者をもう一度定住者として呼び戻すことは簡単ではなく、苦戦している自治体が多いことが現状です。そこで、総務省は「定住人国を増やす前に関係人口を増やす」ことを目標に掲げ始めています。</span><br><span style="color:#000000">関係人口とはその地域に定住はしていないが、縁のある人であったり、その地域のために何かしたいと考えている人たちです。</span><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/1740dfc8a6284983b417138cf3ac1b94/1c8bfa1a3ea64d14845a70f068c4c7a5/furusatotax9.png" alt=""><br><span style="color:#000000">出典：</span><a style="color:#1155cc" href="https://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/about/index.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.soumu.go.jp/kankeijinkou/about/index.html</a><br><br><span style="color:#000000">こういった関係人口を増やすことで、ふるさと納税の税収が増えたり、観光に来てくれる人が増えたり、その土地で事業を起こす人が増えたり、将来的な定住者にもつながるかもしれません。</span><br><br><span style="color:#000000">この先の日本はさらに人口減少が進むため、地方自治体にとっては定住者を増やすことは現実的ではないので、関係人口を増やし、税収を安定させ運営していくとが、新しい地方創生の形となっていくと考えられています。</span></p><h3 id="h52e063a141"><span style="color:#000000">一過性ではないNFTでの関係</span></h3><p><span style="color:#000000">そういった地方自治体が目指している「関係人口の創出」と「NFT」は非常に相性が良いです。</span><br><br><span style="color:#000000">例えば、山古氏村のNFTのようなデジタル住民票や観光に訪れた人にNFTを配布する施策など、ふるさと納税以外にも地方創生にNFTが活用されていますが、それらは”NFTを活用して関係人口を増やす”という目的で実施されています。</span><br><br><span style="color:#000000">NFTを配布することによって、特産品の売買や観光に訪れただけの一過性の関係ではなく、一度その地域に触れてくれた人と長期的な関係を持ち続けることができます。これはまさに地方自治体が望んでいることと直結します。</span></p><h3 id="h3ab1107bf2"><span style="color:#000000">ふるさと納税×NFTならではの良さ</span></h3><p><span style="color:#000000">基本的にはふるさと納税の返礼品でNFTを出すことも、同様の目的に繋がるので、非常に相性が良いと思っていますが、ふるさと納税NFTならではの良さも存在します。それは</span><strong style="color:#000000">「購入者に損がない」</strong><span style="color:#000000">ことです。</span><br><br><span style="color:#000000">損がないというと誤解を生む表現かもしれませんが、そもそも納税するお金（なくなるお金）を支払うことで、NFT（と特産品）が貰えるので、購入者からすれば0円で貰ったのと同じ感覚です。</span><br><br><span style="color:#000000">自治体側も単純に納税者が増えれば税収が増えて嬉しいですが、NFTを活用することで新しい層の開拓、一度だけの納税関係ではなく長期的な関係の構築が可能となります。また、NFTはデジタルデータなので原価や送料が発生せず返礼品として利益率が高い点も非常に嬉しいはずです。</span><br><br><span style="color:#000000">もちろんモノをつけるNFTもあるので、一概には言えませんが、すでにモノが飽和している現代ではデジタルアイデンティティとなるアイテムを欲しがる人も増えているので、データとしてのふるさと納税は購入者にとっても、自治体にとってもwin-winとなる解決策になり得ます。</span><br><br><span style="color:#000000">損がない状態でNFTを貰ったので、投機性が関係なく純粋にその地域を応援できるホルダーが集まりやすいという傾向もあります。価格をつけてNFTを販売すると一定数は価格の値動きを気にする必要があります。投機目的が悪いわけではありませんが、地方創生は必ずしも収益が上がる活動や派手な活動だけではないため、投機性と相性が良いとは言えません。</span><br><span style="color:#000000">NFT取得後の良好な関係を築けるという意味でも、ふるさと納税NFTは地方創生NFTの中でも非常に相性が良いと言えます。</span></p><h3 id="h2744574dbf"><span style="color:#000000">全ての地方自治体がふるさと納税NFTを出す時代が来る？</span></h3><p><span style="color:#000000">さて、ここまでふるさと納税NFTの可能性について考察してきました。</span><br><span style="color:#000000">改めてですが、結論は「関係人口を増やすというこれからの地方創生の仕方とNFTは相性が良い。その地方創生NFTの中でもふるさと納税NFTはさらに相性が良い」です。</span><br><br><span style="color:#000000">筆者自身、生まれ育ったふるさとではなく東京に住んでいます。今でもふるさとの力になりたいと思いつつも、戻って定住することは考えていません。なので、もしふるさと納税でNFTを出してくれたら間違いなく購入します。そして、その後も緩い関係を持ち続け、協力できる部分があれば積極的にしていきたいと考えています。</span><br><span style="color:#000000">おそらく、そう考えている人は非常に多いと思います。そのモヤモヤを解消するためにふるさと納税制度ができたのですが、その更なる発展系としてふるさと納税NFTが定着していくと思います。</span><br><br><span style="color:#000000">ふるさとを応援したいという気持ちは、モノが欲しいというよりも応援しているという感覚が欲しいのであり、それはふるさと納税をした瞬間だけでなく、常にふるさととつながり続ける関係を築きたいという想いがあるのではないかと思っています。</span><br><br><span style="color:#000000">（ここまで実現するのは相当な障壁があるとは感じてますが）叶うならば、出生証明（=ふるさと証明）が役場からSBTで発行されたり、ふるさと納税NFTをし続けている人の関係人口を証明するNFTが年数で変化するダイナミックNFTとなったり、そういうNFTならではの体験も生まれてくると更に寄付が集まるようになるのではないかと思っています。</span><br><br><span style="color:#000000">課題としては、「そもそもふるさと納税を使ってない人が多い」事と「NFTを知らない人が多すぎる」事と「地方自治体がNFTを理解してない」事です。</span><br><span style="color:#000000">ふるさと納税NFTが盛り上がって来ているとはいえ、まだ地方自治体にNFTを発行するという発想がなく、発行したとしても購入する人が少ないのが現状です。</span><br><br><span style="color:#000000">とはいえ、ふるさと納税という制度の浸透やNFTの浸透が進んでいくのは時間の問題だと思いますので、全ての地方自治体がふるさと納税NFTを出す時代が来るかもしれません。</span><br><span style="color:#000000">筆者自身もふるさとのNFTが出ることを期待して待ちたいと思います！</span><br><br>（ふるさと納税に興味のある方はこちらから商品を探してみてください！）<br><a href="https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100jcsk00mzcn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">さとふる</a></p>

【ふるさと納税とNFTの可能性を検証】地方創生とNFTの相性は良好で、特にふるさと納税×NFTは双方にとってwin-winの解決策となり得ます。関係人口を増やす目的で活用され、地域を応援する人々と長期的な関係を築くことが可能な仕組みです。ふるさと納税とNFTの関係性を捉え直す記事です。

「ふるさと納税×NFT」を捉え直す

2023年のふるさと納税で注目すべきNFT返礼品トップ5をご紹介！NFTのメリット、購入時の注意点、そしてふるさと納税を通じたNFTの賢い選び方と管理方法まで、あなたの知りたい情報がここに。地域文化への貢献と投資の可能性を探りましょう。



【ふるさと納税×NFT】2023年に注目すべき返礼品TOP8！

寺DAOは、日本の伝統的な寺院や伝統工芸をサポートするための新しいコミュニティであり、ブロックチェーン技術を駆使しています。この記事では、寺DAOがどのような背景から生まれ、どんな目的で活動しているのか、また、どのような技術が使われているのかをわかりやすく解説します。ブロックチェーンの一部として、暗号通貨やNFT、さらには持続可能なファンディングシステムまで、寺DAOの取り組みは多岐にわたります。特に、日本の伝統や文化の継承を目指す中で、デジタル技術との融合を果たしている点が注目されます。この記事を通じて、寺DAOの全体像と、それがどのように地方創生に貢献しているのかの理解を深めることができます。